B.A.D. 1

第11回えんため大賞・優秀賞受賞作。
チョコレートが大好きな霊能者の少女が開いている霊能探偵事務所で、とある事情により彼女の助手を務める事になった主人公のお話。
全体的にとても暗い雰囲気で書かれた作品。一応主人公達は探偵事務所なので、それらしい依頼を受けて動くのですが、ミステリーでは無くて、事件を通じて、霊能一族であるヒロインの家の事や、主人公が巻き込まれた過去の事件の真相が語られていく展開。結構エグイ展開が多くて、暗い話があまり好きではない自分としては苦手なお話でした。しかし、ヒロインは結構好き。黒のゴスロリに紅い唐傘と言う組み合わせがとても良かったです。主人公とのやりとりも、どこか達観した雰囲気があって良い感じでした。
暗い雰囲気があったとは言え、救いの無い話では無かったので、まだ良かったかも。個人的にはもう少し明るい話が好きだけれど、この作品に求めるのは間違いだしなぁ。