龍盤七朝 ケルベロス 壱

秋山瑞人電撃文庫で出している『龍盤七朝 DRAGONBUSTER』シリーズと同じ世界観を使った作品。中華系ファンタジーです。
すんごい面白かったです。天下を取ると息巻いていた表面上は軽いノリの主人公、鐘を突く事に人生を捧げている男。この男2人の下へ転がり込んできた少女。3人が出会う事で歴史が動き出そうとする。その序章がガッツリと描かれていました。読み終わっても暫く興奮が収まらなかったぐらい。これでまだ導入なんだから恐れ入ります。
敵となるのは隣国の覇王・螺嵒なんですが...これが物凄い。螺嵒の怪物としか言い様の無い力を前に、読んでいて乾いた笑いしか出てきませんでした。圧倒的とはこう言う事か!! と、見せ付けられた気分です。こんなのどうやっても勝てないだろうと思うんですが、作品の冒頭を読む限り、そうでもなさそう。一体これからどうなるのか、全く予想がつきません。続きが待ち遠しいです。
しかし、続きはいつ出るんだろう。秋山瑞人側のシリーズも続きが出てないし...お願いだから出してください。