理の守護神さま。

第1回GA文庫大賞・奨励賞受賞作。超常能力を一族である主人公たちが、富士の樹海に隠された、一族に伝わる凄い武器の確保に向かうものの、その武器を狙う敵対組織に邪魔をされる...と言う、異能バトルものです。

微妙。普通の異能バトルものなんですが、主人公の唯我独尊的な性格が肌に合わないのが大きい...。そしてメインヒロイン? の凄い設定に噴いた。これは斬新でとても面白いのですが...。確かに見た目も口調も可愛らしい。性格も素晴らしい。全く非の打ち所がないんだけど。だけど、だけどさぁ!! 中身の事を思うと、流石にレベルが高過ぎるぜ...。ヒロインの一挙一動に、「可愛い。けど中身は...」なんて思いが頭をよぎるのは疲れます。
主人公とヒロイン、メインキャラのどちらもが肌に合わないとなると、流石に厳しいものがあります。主人公と敵の間には面白そうな因縁があって、今後どう使うのかは気になるんだけど。