葉桜の来た夏 5

シリーズ最終巻。これにて完結です。

良い結末でした。日本政府を裏から牛耳る組織「水車小屋」。陰謀によりアポストリの居留区に自衛隊が押し寄せ、全面戦争は目の前に...と言う状況を覆すため、文字通り命がけで奔走する主人公。何があっても主人公を支えんとする葉桜。2人の絆はこの土壇場で確かなものとなり、先に進み、生きて帰る力となる。良いなぁこう言う展開。銃弾飛び交う中お前等何やってんだよ! と突っ込みたくもなったけど。
主役2人の活躍だけではなく、サブキャラ達の活躍も目立っていたのが印象的です。特に茉莉花。彼女の決意が凄く格好良くて最高でした。幸せな未来のためならば、悪名を被る事を厭わない。なかなか出来る事じゃないと思うんですが、それを笑顔で語る。あのページにあったイラストと合わさって、素晴らしいシーンだと思いました。

と言う訳で無事完結。ちょっと都合良いなぁと思わなくもない展開もあるにはあったけど、この結末で終わらせてくれた事に感謝。満足です。