さよならピアノソナタ encore pieces

本編は完結した『さよならピアノソナタ』。その本当に最後を締めくくる短編集です。

どう言って良いのか分らないけれど、読んで満たされた気分。
本編の後、どんな話が書かれるのかある意味不安だったんですが、全くの杞憂でした。皆がどうなったのか...? を書いた短編に、神楽坂先輩の過去、フェケテリコの行く先、そして幸せを掴んだ直巳と真冬。まさにアンコール。もう多く語る必要は無い気がします。本編を読んでいる人はとにかく読みましょう。読んでいない人は1巻から読みましょう。メインの直巳と真冬以外のキャラクタが何を考え、どうなったのか? もキチンと書かれているのが本当に良かったです。特に神楽坂先輩の話が凄い。実はこれまで、それほど先輩には惹かれなかったんですが...このアンコールを読んで一気に惹かれました。格好良い、そんな言葉が勿体無いぐらい凄い人です。

本編合わせて全5冊。最後の最後まで、本当に素晴らしいシリーズでした。この作品と出会えた事に感謝を。読んで良かった!!