火の国、風の国物語 7

このシリーズを読んだ人の何人がこう思ったのでしょう。と言うか、思わなかった人がいるのでしょうか。

アレス強えぇぇぇぇっっ!!

何と言うか...強さもここまで来ると、最早ギャグですね。乾いた笑いしか出てこない。
今回は北の隣国との戦端が本格的に開かれるのですが、これが強い。敵の切り札であり、神の奇跡を起こせる姫巫女さまが起こしたとんでもない奇跡。「いや、これ無理だから」と思いながら読んでいたのに、それを強引に何とかしてしまうのがアレスの凄い所。ミーアの援護もあったけれど、それも霞んじゃうよなぁ。英雄の活躍にも色々ありますが...これは後世、神話になる。そう思わせてくれる戦いでした。アレスには一騎当千とか生ぬるい言葉だよね。

しかし、姫巫女さんの扱いが不遇過ぎる...。書かれていないだけで、お話の陰では無数の人が死んでるだろうし、戦争だから仕方ないのかも知れないけれど、仕方ないで済ませたくないなぁ...。