生徒会の月末

『生徒会』シリーズ新刊。今回は本編では無く「黙示録」の方なので、舞台は生徒会室を飛び出して進みます。
外伝? とは言え、やっている事は本編と大差無くて相変わらずのノリ。マンネリ感もあるけど、それでもアチコチで笑わせてもらいました。会長のサンタさんへの手紙とか宇宙姉弟の話とか。巡は不憫なキャラだなぁ。恋する乙女の頑張る姿は読んでいて微笑ましいけれど、ちょっと頑張る方向がずれているような気がしてなりません。完全に気付かれてないよ!! 健が見るところはちゃんと見ているのが救いだけど、どう考えても勝ち目無いよなー。弟は弟で可愛そうなぐらい振り回されているし。姉弟揃って...。
今回特に笑ったのは、最後の方にあった真冬がバイトする話。この娘、本気でダメな娘だよ! しかも木魚って。このセンスには本気で噴きました。
しかし、その後の真冬の話のラストとか深夏の話とか、所々混ざるちょっと良い話は何なのだろう。嫌いじゃないんだけど、こうも「いかにも!」と言う感じだと微妙に違和感が。本編でも良くあるけど。

さて。次の新刊が出る前にアニメの放送が始まります。生徒会室オンリーでしか話をしない本編をどう再現してくれるのか、ちょっと楽しみ。