えでぃっと! - ライトノベルの本当の作り方?! -

高校生なライトノベル作家が主人公。同じく女子高生な編集者と共に作品を作ったり、幼馴染なんかも巻き込んでのラブコメしたり...と言うお話。作家が主人公と言うお話は幾つか読んだ事がありますが、ヒロインに編集者を持ってきた作品は初めて読みました。業界裏話? 的な部分も多くて色々と新鮮な作品でした。編集者と作家さんってこんな感じなのかー。そして作家さんたちの会話に出てくる数字が意味深。結構明け透けに書かれているので良いのか、これ? なんて思ったりもしましたが、一通りフィクションだと思っておいた方が良いんだろうなぁ。

小ネタが多くてアチコチでニヤリ。タイムリーな話題も豊富だったので、思わず噴き出してしまったりも。トレスの話題ってタイミング的にこの作品の執筆期間と被っていなさそうな気がしたんだけど、そうだとするとなんと言う偶然...。
またメインのラブコメパートは王道的な展開で良かったです。ヒロイン候補は編集、幼馴染、イラストレータな同級生の3人。個人的にはイラストレータの宝泉院さんが良い感じ。微妙にツンなお嬢様なのに、主人公には弱い所を見せてしまうとかツボ過ぎます。ラブコメ的には勝ち目が無さそうなポジションなキャラですが、応援したい。

こんな感じの1冊でした。これシリーズ化するのかな? ちょっと続きが読んでみたい。