神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック

『ポリ黒』新刊。遂に本格的な過去編へ。マティアとマナガの出会い、そして何故警官になったのか? と言う部分が明らかに。父親は早くに病死し、母親は事故で失い、さらに自身も飛行機事故で死にかけたマティア。何もそこまで...と言いたくなるぐらい辛い人生を歩んでいる彼女が、生きる希望を見出したお話。

ここ数巻、全然話が進まなくて微妙にヤキモキしていたのですが、こうして核心に触れる話が読めて満足。マティアとマナガの出会いは大きな謎の1つだったし。マナガ、凄いなぁ。絶望の淵にいたマティアを救ったのは、やっぱりマナガ。身体の傷が癒えても、心の傷が癒えなければ完治とは言えない。マティアに笑顔を戻すため、本当に必死に頑張るマナガが素晴らしかったです。

しかし、謎が解けていないといえば解けていない。結局マナガは何者なんだろう? どうやら次の巻で語られるっぽいですが...楽しみ。