灼熱のエスクード 4

シリーズ最終巻。これにて完結です。

アロマが復活し、魔族たちが一気に侵攻。蹂躙される人類、止められないエスクード。前巻から続いて、ひたすら絶望的な状況が続くのがとても辛い。わずかに残った反撃の糸口に一縷の望みを賭けて挑む展開は、悲壮感に溢れていていました。けど、たとえその先にどんな結末が待っていても、決めたからには前に進む。皆が皆、自分のやる事を見定めて進む展開は大好きです。

しかしそれでも...ラストは切ない。とても切ない。この結末以外は無かったと思うんだけど、それでも辛いなぁ。レイニー、薫、ルーシアにお疲れ様と言いたいけれど、まだまだ苦難の道は続く訳だし。いつか、皆が揃って笑える日が来る事を祈ります。