神のまにまに! 2

人間に愛想を尽かして現界しなくなってしまった八百万の神様たち。そんな神様たちを説得して出てきて貰う仕事をしている主人公と、彼にくっついて離れない神様・ヘッポコ。1人と1柱が神様を説得して回るお話の2冊目です。

今回は女神・咲姫を巡る3柱の神様と1人の人間がメインのお話。拗れた恋愛模様に首を突っ込み回る展開でした。元々、神様と人間と言うだけで困難だらけな恋愛の上に、咲姫自身が縁切りの神様であるが故に、より一層ややこしくなっている恋愛関係。基本的に拗れた恋愛関係って大好きなのですが、今回は...相手の事を思い、後ろ向きになっていたから? か、微妙にピンと来ませんでした。お互い大切に思っているのは確かだけれど、それだけじゃ上手く行かない。3神たちも一途過ぎて前がちゃんと見えていなかったし...。恋は盲目とはまさにこの事でしょうか。難しいですね。

そんな中、皆の目を覚まさせる活躍をした主人公は良い感じ。正直、この決着は意外でした。てっきり、すんなりと行くものだかと思っていたのに。前巻同様、コロッと騙された...。けど、この終わり方には納得。これも立派なハッピーエンドだよなぁ。満足。

...しかし、カグツチさんどこ行っちゃったんだろうなぁ。前巻で一番好きなキャラだったのに。名前すら出てこなかったのは寂しい限りです...。