かぐや魔王式! 第4式

シリーズ4冊目。
今回は六道のターン。由緒ある神社の跡取りとして、母親から急に結婚&退学を迫られて...と言う展開。この状況を何とかするため、主人公を偽の恋人に仕立てて結婚を阻止しようと話が進みます。

本人の意思を無視して、「家のしきたりだから」みたいな理由で強引に話が進む展開は、正直好きじゃありません。この本に限った話ではなく、抗えない立場の人間に強引に何かを押しつける...と言う展開全般が苦手。どうにも勝手に話を進めようとする側の人間に、勝手に決めるな! とイラッとしてしまいます。
それに追い打ちをかけるかのように、主人公が物凄い勢いでヘタレ。六道との偽デートあたりの展開は楽しく読めたのですが、終盤のヘタレ具合には呆れたぐらい...。

まぁそう感じたのも、六道が良い娘過ぎて、思いっきり肩入れしながら読んでたからかなぁと。あまりに報われない展開だったので、より一層、主人公に頑張って欲しかった模様。素直じゃないキャラはホントにハラハラさせてくれます。ラストでホッとした...。

こんな感じの1冊でした。これで六道の見せ所は終わりなのかなー。好きなキャラなので、今後も活躍して欲しい所ですが...どうなる事やら。