ラノベ部 3

Book

『ラノベ部』3冊目。これにて完結です。
数々あるラノベネタやアニメネタを楽しみつつ、最後には物語に対する姿勢? みたいな所まで踏み込んで語られた最終巻。非常に満足でした。それでもラノベネタ、自分は正直半分ぐらいしか分っていない気がします。そこそこ読んでいるつもりだったけど、まだまだ知らない事は多数...。

今回個人的に一番凄いと思ったのは、竹田くんの名前。最初に読んだ時はただ名前だけのブギーポップネタだと思っていました。しかし、それをキッチリと本編に絡めてきた『竹泡対談』には感動。面白おかしいネタも良いけれど、こういう真面目な話の部分に不意打ち気味にあると、より一層引き立ちますね。『ねくろま。』を読んだ時も感じましたが、この作者のお話に対する姿勢がとても好きです。
しかし竹田くんを巡る恋愛は、この後どうなったんだろう。途中からニヤニヤが止まらなくなったんですが...シリーズは完結しても、キャラたちの日常は続いていく。だからあえて決着させなかったのかなぁと思ったり。色々妄想して楽しむ事にします。

と言う訳で、大変満足なシリーズでした。次回作にも超期待。