アクセル・ワールド 2

第15回電撃小説大賞・大賞受賞作の続き。ニューロリンカーで加速した世界で戦うゲーム・バースト・リンク。黒雪姫先輩に導かれ、この世界へと飛び込んだ主人公のお話の2冊目です。今回は装備した人間の意識を奪い、戦うだけの凶人に変えてしまう強化外装・災禍の鎧の討伐のため、戦いに挑む...と言う展開。微妙にネタバレしているので、気になる人は逃げてー。



面白い面白い。1巻よりも面白くなっているように感じました。新キャラ・トモコが主人公にベッタリで妬く黒雪姫先輩が可愛いし、主人公は主人公で、早く先輩に認めてもらいたいがために無茶をする。青春してるなーと、読んでいてとても楽しかったです。
そして、赤の王も登場ですよ。王の名を冠するプレイヤーはこのゲームの鍵となるはずなので、いきなりの登場には驚きましたが...お陰で話が動いた? ような。テンポ良く進んでいくのは素晴らしい事です。キャラもしっかり立ってるし...今後の活躍にも期待かなー。

そう言えば、アンリミテッド・バーストの設定を読んで、ふと、うえお久光『シフト』が頭をよぎりました。過ごした時間の重みと言う点で、何か共通するものを感じたり。道理で先輩が達観している訳だ...。

こんな感じの1冊でした。ドンドン面白くなってきているので、続きにも期待。