神のみぞ知るセカイ - まあいいか。

サンデー連載のコミック『神のみぞ知るセカイ』を、有沢まみずがオリジナルストーリーでノベライズ。

ギャルゲーの達人である主人公が、悪魔のエルシィに協力し、「駆け魂」に憑かれた少女を攻略して、キスする事で「駆け魂」を追い出して回収する...と言うお話。このノベライズでは、"電波系少女"と"普通の少女"の同時攻略。原作の雰囲気はそのままにノベライズされていて楽しめました。コミックではあまり読めない、ヒロイン達の心境が小説では描写されるのが良い感じ。一体どうやって落とされていくのか? と言う過程が、ヒロイン視点で読めるのが好きです。

ただ、2人のヒロインの攻略が、互いに余りリンクしていなかったのが残念な所。
確かに、ギャルゲーでヒロイン同士の攻略ルートがリンクする事はあまり無いのかも知れませんが...クライマックスが1人ずつやってきたので、読んでいて、「あれ? もう最終段階?」と思ったり。もう少しヒロイン同士が絡めばなぁと感じました。

しかしこの原作、落とし所はどこなんだろうなぁ。コミックしか読んでいないから、連載がどうなっているのかは知らないのですが...立ちまくったフラグがいつかまとめて襲って来そうな予感。