神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 4

レオンを主人公にしたシリーズ4冊目。これにて一応完結? です。正確には、まだ続くらしいですが...詳しくはあとがき参照。

前巻で人を殺しまくったレオン。刑務所に放り込まれ服役するものの、何者かから送りつけられてきた時限爆弾の写真。さらに別の刑務所に移送中、命を狙われて...と言う展開。


面白かった!! これは本当に良かったです。


絶望の中、精霊の力を封じられて刑務所で無為に時間を過ごしていたレオンが、命を狙われる。一度折れた心は簡単には元に戻らない。しかし、そんな彼を支えたのは"彼女"です。帯に大きく名前が書いてある事に気付かず、そのまま読んだお陰で、作中で名前が明かされるまで、レオンを助けた少女が誰だか全然気付かず。名前が出た時、すんげービックリしました。本当に気付かなかった...。
生きる事を諦めかかっていたレオンですが、そんな彼女に叱咤され、目を覚まさせられる展開が最高。特にラストと来たら...興奮で震えますよ? 情けなさ一杯のレオンがどう立ち直ったのかは、読んでのお楽しみ。とりあえず、女性陣が超格好良いです。素晴らしかった!!

こんな感じで大満足な1冊でした。大迫純一作品だなぁと、心の底から納得したり。レオンシリーズはこれで完結ですが、次からは正式に『ポリ金』シリーズとしてスタートとの事。...これまでも勝手に『ポリ金』って呼んでたけど、マズかったのかなぁ。なんにせよ、楽しみです。