アスラクライン 12

1順目の世界編も大詰めなシリーズ新刊。ここに来て話も大きく進展。ようやく真の黒幕が明らかになり、各勢力が何を目的に戦ってきたのかが判明。

結局皆、大事な人を失いたくない。敵味方問わず、その思いは変わらなくて。もっと早く分かり合えていたら、2順目の世界は違った展開になっていたんだろうと思うと、少しやるせない気分になりました。まーおそらく、あのままで終わり...と言う事は無いだろうから、何かしら仕掛けがありそうですが。そのせいか、重い展開になりそうな雰囲気なのに、あんまり心配していなかったり。何故か、このシリーズは不思議と全員が笑って終わる大団円しか想像出来ないのです。今はいなくなってしまったキャラも含めて、皆が幸せなハッピーエンド。そうと決まった訳じゃないのに、妙に確信めいたものが感じられるのは何でだろうなぁ。

しかしラストは素晴らしかった!! 奏...。彼女の決意には頭が下がる。愛ってスゲェなぁ。そして全てを知った智春。覚悟が完璧に決まった彼の活躍が楽しみ過ぎる。早く続き!!