さくらファミリア! 3

シリーズ3冊目。
天界で処罰される事になってしまったガブリエルを助けに行く展開。ラブコメ要素よりも家族モノとしての要素が強めなんですが、これが良い感じ。また、アチコチにある小ネタの数々は今しか楽しめないよなーと思う物が多数。リアルタイムで読んでいて正解だったかも。

しかし...出てくる天使と悪魔が軒並み変態なのには大爆笑。登場キャラが...と言うよりも、もはや種族として手遅れなレベル。悪魔サイドのルーシーラブ!! と言うか幼女ラブ!! な欲望丸出しな所は、「...まぁ悪魔だし」と言えなくもないけど、天使サイドはなー。こっちは大人だった頃のルーシーに憧れているのかと思いきや、いつの間にかルーシーだけじゃなくて、エリもレマも祐太も。つまり、可愛ければ何でも良いと言う節操の無さ。ある意味悪魔よりも手に負えない。祐太がとった決着のつけ方が、天使サイドのダメっぷりを象徴していると思います。あんなんで金が集まるのか...。

また、個人的にはエリとレマの活躍が多かったのが嬉しかったです。特にレマが素晴らしい。今回はエリより目立っていたんじゃないかなぁ。祐太にキスをねだるシーンとか、その覚悟と合わさって最高でした。
そして最後は大団円。やっぱり笑顔で終わるお話は気持ち良くて好きです。...しかし祐太も、1万人ぐらい相手してあげれば良いのに。それを見てエリとレマがどんな顔をするのか読みたかったなー。

こんな感じの1冊でした。綺麗にまとめて終わっているので、これでシリーズ完結? どこにもそんな風には書いてないけど。まーもし続きが出るなら買う方向で。