スクランブル・ウィザード 3

シリーズ3冊目。HJ文庫で個人的に1番お気に入りなシリーズです。

月子が十郎の家にお泊り!! この展開だけでヤバイ。風邪で寝込んで、あれこれ気にしながらも看病を受けるシーンが最高です。月子だけアタフタして、十郎側は一向に気にしていない所もグッド。やっぱり生徒と先生だからなぁ。この微笑ましい距離感のままでいて欲しい...なんて言うと、月子には怒られそうですが。そして、もう1人のヒロイン・唯里も今回はそこそこ見せ場が。けど、やっぱり月子がメインだなぁ。流石にあの2人の間には入っていけないか...。それでも時々月子が嫉妬(と言うよりはヤキモチ)している姿が見られるので、今回はGJと言いたい所です。

しかし、そんなホノボノとした恋愛模様とは裏腹に、本編は色々と凄い事に。前々から不穏な匂いがしていた能勢の態度も非情に危険な方向に進んでいるのですが...それ以上に、ラストが。遂にあのキャラが登場。唐突だったけど、キャラがキャラなので幸せな方向に話が進むかなぁと思いきや。えぇぇぇぇっっ!! と目を疑う展開に。これは完全に予想外。どうなるの、これ。何か考えがあっての行動だと信じたいけど...望み薄かなぁ。

こんな感じの1冊でした。凄い所で終わっているので続きがとても気になります。激しく期待。