狼と香辛料 10

シリーズ10冊目。今回は海を越えて北の街へ。
巻を追う毎にドンドン甘くなっていくホロとロレンスの関係にニヤニヤ。この辺はもう鉄板ですね。それに加え、今回はロレンスがとても格好良かったのが印象的。街1つを相手に取った前巻は、ボラン達に引っ張られるかのような活躍でしたが、今回は1人。味方の数も少ない中、大きな教会と商会を相手取り、見事な立ち回り。1巻の頃から比べれば、とても成長しているんだなぁと言う事を実感しました。

また、新キャラ・ハスキンズの格好良さにも感動しました。自分達の居場所を守るためなら何でもやる。その並々ならぬ覚悟が素晴らしかったです。故郷を作ると言う発想に揺れるホロには、本当に眩しく見えたんだろうなぁ。泣き崩れたシーンにはとてもビックリ。普段のホロからすれば、全く想像外の展開だったし。驚かされました。

と言う訳で、いつも通り楽しめた1冊でした。ヨイツの情報はまた少し集まった感じなので、次はもう少し核心に迫るのかなぁ。とりあえず期待。