葉桜が来た夏 3

順調にシリーズ3冊目。
琵琶湖に浮かぶ島にあるアポストリ達の居住区を、社会科見学として見学する事になった主人公達。諸事情により目的の島には寄れず、代わりに立ち寄った島で1人の少女と出会う。それから、葉桜に落ち着きがなくなって...と言うお話。

面白かったです。葉桜と学の関係にニヤニヤが止まらない。特に葉桜側。学の言動1つで機嫌が左右されると所とか、とても悶えます。共生と言う関係である以上、仲良くなるのは普通な事に思えますが、1巻の頃と比べると、雰囲気が変わったなぁと思ったり。ネクタイのシーンは、自分も目撃した委員長と同じく「うわー」と言いたくなってしまいました。

お話としては、島で出会った少女・白夜の出現に葉桜が激しく動揺する展開。白夜との出会いで揺れる揺らぐ葉桜と、それを支えようとする学が良い感じ。ラストの学と葉桜の対峙が凄かった。すんごい焦った葉桜の表情が目に浮かぶようです。しかし、学も葉桜を信頼しきっていますね。まさかホントにやるとは...。

こんな感じの1冊でした。裏で蠢く伏線も張られ、そろそろ大きく話が動きそう。続きにも期待です。