聖剣の刀鍛冶 4

アニメ化も決まった『聖剣の刀鍛冶』4冊目。軍国に招かれ、セシリーとルーク達が赴くお話です。
一国の王を相手に一歩も引かず、堂々と自分の意見をぶつけるセシリーの熱い事熱い事。いつも通りと言えばその通りですが...ルークの事を信じているからこそ、より一層信念が強固になっている感じがして、とても良かったです。お互い不器用だから相変わらずの2人だけど、それでもちゃんと距離は縮んでいるのも良い感じ。

しかし、今回1番良かったのはルークでしょう。身体を蝕む異変から焦り、覚悟を決める。反発する軍国の刀鍛冶に助力を請う。こう言う展開は凄く好き。本人の性格を考えると、その決意の重さが光ります。こう言った時に、素直に頭を下げられるキャラはホント格好良いです。また、そのルークを支えるリサも素晴らしかったです。身体の事を考えれば、その先にある未来は避けようが無い。しかしそれでも、失う事を恐れず、必要なら躊躇わず力を振るう。この決意がホント最高でした。セシリーが知ったら激怒するだろうけど、それでもやめないんだろうなぁ。

と言う訳で、とても面白かった1冊でした。話が進むに連れ、熱さにも磨きがかかってますね。続きにも期待。