アスラクライン 11

前巻で1巡目の世界に飛ばされた主人公達。これまでに多くの謎が明らかになりましたが、ここに来てまた新たな謎が幾つも。この話の発端でもある1巡目の世界で、何があったのか。そして何が起ころうとしているのか。あれこれ複雑に拗れているものだから、イマイチ全体像が良く分かりません。そこが面白いんですが。
今回1番良かったのはアニアでしょうか。自分は智春と同じく、全然気が付かなかったんですが...良く耐えたなぁと。1人は辛かっただろうに。彼女の涙を見た時、それまであったであろう数々の苦労が報われたような気がしました。
次で1巡目の世界の話が一段落っぽいですが、今回登場しなかった操緒はどうなるんだろう。あまり幸せな結末が想像できないのが怖い所です。不幸な終わり方だけはしない事を願いたいけど...どうなることやら。


そういえば、アニメ化が決まったそうで。この複雑な構造をどうアニメにするんだろう。ちょっと楽しみ。