SH@PPLE 4

シリーズ4冊目。前巻からの続きで、リバーフェスタ演劇編の後編です。
人間関係の拗れ方が凄い事になってますね。演劇よりもこっちがメインな感じ。全ては淡谷姉弟の入れ替わりが発端な訳ですが...今の所、誰一人報われていない拗れ方が読んでいて辛いです。今回表紙の古葉さんも...いいの、あれで? 不憫過ぎると思ったのは自分だけでしょうか。せっかくの勇気を誤魔化してしまうのは、哀しい気がします。
そんな中、輝いていたのはSECのメンバー。こいつらの格好良さは相変わらずです。今回もキッチリと見せ場を作ってくれました。大道寺の漢らしさが素晴らしい。後、ラストの芝目会長も。顔で笑って心で泣く。意地を通したその心意気に拍手。
また、雪国の女装バレの真相も明らかに。原因が意外な人物でちょっと驚きましたが、ある意味納得。これも結局、入れ替わりが招いた人間関係の拗れ。いつまで続けるのか分かりませんが、どこかでツケを清算する日が来るんだろうなぁ。
と言う訳で、とても楽しめた1冊でした。次あたり、そろそろ一駿河さんと雪国の間に進展がありそうな気配。楽しみです。