女帝・龍凰院麟音の初恋 2

シリーズ2冊目。
夏休み中に記憶を失った主人公とヒロイン。「もしかしたら付き合っていたのかも」と言う状況証拠から、記憶を取り戻すために、付き合う真似事を始める...と言うお話の続きです。
相変わらずヒロインは恋に恋する乙女っぽいのに、外面は鬼の風紀委員長で見事なツンデレっぷり。主人公は巨乳に命を掛けるおバカっぷり。けどそんな感じで互いに反発しあっているものの、徐々に恋人っぽくなっていく2人が読んでいて楽しいです。
今回はヒロインのライバルも登場。タカビーなお嬢様タイプの生徒会長...と言うある意味典型的なキャラですが、このキャラの参戦でラブコメが一層面白くなった気がします。最初は嫌な感じのキャラかと思ってたのに、読み進める内にそうでも無くなったのが素晴らしい。やっぱりラブコメは障害が無いと。
しかし、主人公のバカっぷり...と言うか、作者の織り込んだネタのアレっぷりと言うか...まさか小説の中で振り付け有りのあのコールを見る日が来るとは思いもしませんでした。次の巻も楽しみ。