黒猫の愛読書 1

第12回スニーカー大賞・優秀賞受賞作。
本の声が聞こえる女子高生と魔導書を追う本の探偵のお話。素朴な文学少女が、1人の青年に出会う事で戦いに巻き込まれていく...と言う展開です。
普通。本を題材としたバトルものって結構あるかと思いますが、それらとどうしても比べてしまう。そうすると、ちょっと地味かなーと言うのが第一印象。
ヒロインは本の声が聞こえるもんだから、人間の友達なんていらない...と言うとにかく暗い性格なんですが、そこはあんまり気にならなかった。寧ろイケメンに話しかけられてアタフタしている姿が妙に可愛い。
しかし、バトルになるとイマイチ迫力に欠けて微妙な感じが。上手い下手とか言う話じゃなくて、印象に残らないというか何と言うか。もう少し意外性が欲しかったかも。
こんな感じの1冊でした。タイトルを見る限り、シリーズ化は確定していそうですね。続巻はどうなることやら。