ヴぁんぷ! 4

とても久し振りな『ヴぁんぷ!』の新刊。
今回は『組織』のお話。とある村で幼い少女1人を残して村人が失踪。この事件の犯人として吸血鬼が疑われ、その対策を話し合うために『組織』の吸血鬼達が会合を開く...と言うお話。
成田良悟らしく、相変わらず視点があちこちに飛ぶ展開。しかも今回は場所だけでなく、時間軸方向にも移動しまくり。子爵を始めとする『組織』の様々な幹部の過去が一気に明らかに。テオの過去話もあったなー。このサービスっぷりは何なんだろう。
一応は突っ走ったミヒャエルをフェレットが止める感じのお話。人と吸血鬼は上手くつき合えるのか? みたいなものが今回の主題っぽかったけど、ミヒャエルに関して言えば、フェレットだったら何でも良いんでしょうね。多分フェレットがどんな姿をしていようが、彼の愛情は枯れる事は無いと思います。フェレットの方も少しずつ考え方が変わって来ているみたいだし、この2人がバカップルになる日をいつか拝んでみたいなぁ。作中で10年ぐらい時間が経てば、見えそうな気がしないでもない。
しかしスペランカー強いなー。その武器下さい。ディグダグも。