ライタークロイス 4

順調にシリーズ4冊目。富士見ファンタジア文庫の表紙の作りがガラッと変わってて、書店で一瞬気が付かなかった。
今回はクーデターが起こるお話。前巻までは隣国の陰謀がメインでしたが、この巻は帝国内部の問題でした。多少他の国も絡んでくるけど。相変わらず微妙に地味な雰囲気は抜けませんが、それでも普通に読めますね。クーデターの理由が私利私欲的なモノじゃなかったから、敵にも感情移入できたのが良い感じです。しかし、レイクの話は...微妙だ。余りにも淡々と進んだ感じがするのは自分だけ? 影が薄かったと言うか何というか。結構な見せ場だと思うんですが、記憶に全然残らないのが不思議。
また、主人公を巡る、ファリアとイングリドの対決はいつも以上に白熱。結局主人公はどうするんでしょうね。あまりにも純朴で真面目だから、展開が読めん...。普通に考えればイングリドだろうけど。
こんな感じな1冊でした。色々と重要な情報が出てきて、伏線も揃ってきた気がします。今後に期待。