輪環の魔導師 3

Book

シリーズ新刊。猫の魔導師と魔道具を身に宿した少年のお話の3冊目です。魔族の手を逃れて身を隠していた姫を迎えに行く一行。しかしその隠れ家には、既に敵の手が伸びていて...と言う展開。
無難に面白いですね。順当に話が進むので、安心して読めます。新キャラの姫様も感じの良いキャラで好印象です。しかし姫の登場でフィノのヤンデレ化が進むかと思いきや、意外に聞きわけが良くてビックリ。主人公のセロに対する依存度は相変わらずハンパじゃありませんが...なんか複雑な過去がありそうですね。微妙にある伏線を考えると、あんまり幸せそうじゃない過去なのが不安ですが。
さて。セロの正体が敵にバレ、その敵の大ボスも登場。話は大き進展した事だし、このペースで進んで欲しい所。展開が適度に早いのは良い事です。続きにも期待。