薔薇色にチェリースカ 3

シリーズ新刊。超名門学校で、妹を護るために自ら嫌われ役を買って出て理事長の使い走りとされている主人公のお話の3冊目です。
理事長の娘・アンが登場して、彼女に絶対服従しなくてはならなくなった主人公ですが、この新キャラ、なるべくなら命令したくない...みたいなスタンスなので、嫌な所が鼻に付く事も無く。ラブコメ要員として話を大いに盛り上げてくれました。面白かったー。
今回の舞台は深夜。女子限定の秘密のお茶会。そこに何故か招かれる男子数人。それを手引きする主人公。場所が超が10個ぐらいつくほどのエリート学校なので、色々と締め付けは厳しいんですが、だからこそ、一回弾けると凄い事になる訳で。かなーり低俗な方向に話が向いてるけど、それが面白かったです。
そして話の真打は主人公の妹・ミカル。ようやく話に絡んできましたね。ラストでアイスヒルと渡り合う所はホントに素晴らしかった。あの性格、そして自分の立場を考えればアイスヒルの前に出るのは相当な覚悟が必要だったろうに。この後大変だろうけど、なんとか乗り切って欲しい。主人公も踏ん張り所ですね。
後はチェリースカ。微妙に蚊帳の外っぽい立ち位置だったけど、それでも所々で拗ねてる感じが微妙に伝わってくるのが良い感じ。読んでる方からすればもどかしいんだけど...ここで一気に距離を詰められても面白くないし。
チェリースカ, 真希, アン, ミカルと、ヒロインが4人になった所で、この後どう進むのか非常に楽しみ。アイスヒルもやられっぱなしじゃ無いだろうし。期待期待。