疾走れ、撃て!

神野オキナの新シリーズ。
未知の異世界生物に襲われている地球で、学兵として戦争に参加する事になった主人公達のお話です。この巻は訓練校での話から、最初の配属、そして初任務...と言う展開。
普通に面白かったです。こう言うガンパレ的な世界観のお話に外れはありませんねー。王道を行く展開はやっぱり良いです。神野オキナらしく、決して悲壮感が漂う程に状況が切羽詰まっていないのはちょっと物足りないんですが...その代わり、ラブコメ分が増量気味。
同じ部隊に配属となった、主人公と腐れ縁のヒロイン・ミヅキ。もう1人のヒロインは軍のエリートで魔法使い・虎紅。性格は正反対の2人だけど、意地っ張りな所は似てるんで、いつか正面からぶつかりそうな感じがヒシヒシとします。今の所は階級が圧倒的に違うからそんな事はありませんが。
しかしラストの展開を考えると、虎紅が1歩リード...どころか、既に勝ちをさらっていったような気がしてならないんですが、この後どーするんだろ。怪物達との戦闘より、こっちの方が気になってしまう。続きが楽しみです。