Xトーク

来楽零の新刊。怪奇小説サイトのオフ会に集った5人が、それぞれの持ちネタを披露する形で進む怪談の短編集です。
ホラー...なのかなぁ、これ。 怖いのはあんまり得意じゃないんですが、これは全然怖くなかった。確かにどれもこれもちょっぴりゾクッと来るんですが、どちらかと言えば、「あれ、これで終わり?」のような読後感だった気がします。けど、怪談としてはこのぐらいが丁度良いのかも。甲田学人みたいに、リアルに気持ち悪い描写が無いのが、ホラーじゃなくて怪談だなぁと感じさせてくれました。...ホラーと怪談の明確な違いは良く分かってないけど。
4つのお話の中で個人的に1番面白かったのは、七不思議の話。話の真相が良く出来てるなーと思いました。んで、1番怖かったのは著者近影。不意打ち喰らった...。