SH@PPLE 2 - まあいいか。

『SH@PPLE』の新刊。男女の双子が入れ替わってお互いの学校へ通うお話の2冊目。
前巻の引き通り、今回は温泉編。女装した雪国と一駿河さんと胡蝶の宮の3人で温泉に行く訳ですが...見た目は女3人でも、中身は男1女2な訳で。どんだけベタな展開が待ち受けているのかと思えば、意外に話の中心は別にあってビックリ。堂切り抜けるのか疑問だったお風呂タイムも危なげなくクリアしてるし...つまらん!! いや、面白かったんですけどね? けどつまんないんだよ!!
...とまあ、そんな温泉は置いといて。今回も一駿河さんの可愛さは素晴らしいですね。大好きな胡蝶の宮と仲良くする雪国を見て嫉妬を覚えつつも、けど本当に心が揺れるのは、雪国が振り向かない時。何これ。どんだけ悶えさせれば気が済むのかと。胡蝶の宮は胡蝶の宮で、（雪国だと思い込んでいる）舞姫にゾッコンで猛烈アタック。なんか色々と人間関係が拗れに拗れまくってるんですが...どーなるんだろ、これ。このまま正体明かすと、幸せになれそうなのは雪国と一駿河さんで、胡蝶の宮は怒って舞姫は1人蚊帳の外になりそうな気がします。舞姫が不憫だ。現状でも、微妙に蚊帳の外状態だしなー。
と言う訳で、普通に満足な1冊でした。正直1巻ほどのインパクトは無かったけど、それでも充分楽しめました。またまたラストは衝撃的な一言で終わってるし、続きにも期待。