死神ナッツと絶交デイズ

久しぶりの新刊。
予知夢を見るクラスメイトの女の子が、親友が事故死する未来を見てしまい、自らが身代わりになって助けるが...と言う展開。序盤から展開が早くて、どんな風に話をまとめるのか分からなかったのですが、そこからパラレルに話が進むとは思わなくてビックリ。良い感じに期待を裏切ってくれました。
主人公は拗れた時間の中、最善の未来を掴むために奔走。2人のヒロインはどちらも、親友に対する友情と主人公に対する恋心で板挟み。なんとも切ない雰囲気がお気に入りです。終わり方もスッキリしてて好印象。最後はこうじゃないと。
と言う訳で、結構楽しめた1冊でした。しかし...タイトルに入っているナッツさんは、あんまり出番が無かったと思うのは自分だけでしょうか。そう考えると不思議なタイトルだよなー。