狂乱家族日記 番外そのさん

シリーズ新刊は短編集。番外編の3冊目です。
既に発表されているものをまとめた形だけど、中身は連作短編風味。中華料理屋を営む兄妹 + 韓国料理屋の娘の3人が話の中心。このシリーズでメインを張るだけあって、どいつもこいつも一筋縄ではいかないのが面白い。韓国料理屋の見事なツンデレっぷりは見物です。
しかし、いつもより凶華がまともだった気がします。主役たちの困り事に首を突っ込み、かき回すのは変わりませんが...なんか随分と優しかったような気がしたのは自分だけでしょうか。家族モノ & 友情モノとして楽しく読めました。
また、黒優歌がプチ光臨。怖い、怖いよ...。最近徐々に出番が増えている所に、そこはかとなく不安を感じます。いや、良いんだけどさ。なんだかんだ言いつつも、乱崎家に黒い人っていないからなぁ。微妙に目立ってますね。
と言う訳で、普通に楽しめた1冊でした。次は本編? 期待。