断章のグリム 7

シリーズ7冊目。今回は短編形式でした。いつもの謎解き要素のある長編も良いけど、短編は短編で良い感じ。各話の不気味な怖さはいつも通りだし。色んな種類の悪夢が出てくるから、寧ろこっちの方が怖いかも。
個人的には、一番最後の雪乃の過去の話が良かった。と言ってもメインは風乃ですが...今とは全然別人のような雪乃にビックリ。風乃の真似をして生きているとどこかに書いてありましたが、ほんとその通りですね。詳しい過去の話は今後あったりするんでしょうか。読んでみたい。
しかし、今回はイソップ童話がメインで、グリム童話の出番が...。タイトルが寂しそうにしていると思うのは自分だけ?