生徒会の二心

シリーズ新刊。延々と生徒会室で主人公達がダベり続けるお話の2冊目。
相変らずのハイテンションで楽しかったです。延々とどーでも良い会話が、物凄いテンポで続くだけななのは前巻と変わらないんですが、それが面白い。ちょっと楽屋ネタが多いかなぁとも思いましたが、この作品はやり過ぎるぐらいで丁度良いのかも。会長のいじられっぷりをニヤニヤしながら眺めつつ、あちこちにある小ネタで笑う。会長の可愛さは素晴らしいですね。内心を隠しつつも主人公に嫉妬する場面とか、悶えるしかありません。今の所、知弦さんが一歩リードな感じがあるけど...残りの3人はどうするんでしょうね。
また、ほんの少しだけあるシリアスな場面が良いアクセントになっててグッド。何故か『マテリアル・ゴースト』から参戦した真儀瑠先輩が生徒会を引っ掻き回してくれます。ってか先輩が先生になってるし。裏の方で密かに進んでる伏線にも絡んでるみたいだし、今後の活躍にも期待出来そう。続きが楽しみです。