世界平和は一家団欒のあとに 4

シリーズ新刊。超人めいた力を持つ一家のお話も早四冊目です。突然幼児に戻ってしまった姉を何とかするお話。
今回も面白かった。これまで微妙に影の薄かった長女・彩美にスポットが当たるんですが、過去にあった出来事と現在が上手くリンクしてて、読んでて楽しかったです。事の真相にはとてもビックリした。まんまと騙された...。小さくなってしまった姉のため奔走する主人公は格好良かったし、普通に満足。この姉の背中を見て育つと、こう言う主人公になる訳ですね。
しかし、彩美に対するイメージがガラっと変わりました。次女の七美とは正反対の、真面目な性格なのかと勝手に思ってたんですが、全然そんな事無かった。意外と可愛い...とか言うと殺されそうだけど、やっぱり可愛いよなー。
後、柚島さんもグッジョブ。くっつきそうでくっつかない、主人公との距離感が素敵です。あーもどかしい。くっつく前から完全に尻に敷かれている主人公は憐れだけど、読んでる方としてみれば、「いいぞもっとやれ」って感じ。デレ期が来る日はあるのか?
そう言えばカラーページの人物紹介、イラストと説明が合っていないような気がするのは自分だけ? 母親と柚島のイラストが逆だと思うんだけど...。