デビルズ・ダイス 2の目

2ヶ月連続刊行。未来を見通せるサイコロを手に入れた少年が、その力を使って暴走するお話の2冊目。
この巻も凄いなー。登場人物が皆、ダメな方向に面白い。まともなキャラがいねー。どっからツッコミ入れればいいのか分からんぐらい。ニヤニヤしながら、次は何が起こるんだろう? と、とても楽しく読めました。
主人公はダイスの力を使って広島のヤクザの元に転がり込み、武力と言う分かりやすい力を手に入れるために奔走。気が付けばヤクザ同士の抗争に発展して、血みどろな展開に。1人2人死ぬとか言うレベルじゃなくて、100人規模で被害が出てるのが恐ろしい。
そんな主人公を追っかける「財団」も、周りの被害なんて全然気にしない。誰1人ストッパーがいないので、騒ぎはドンドン大きくなる一方。誰か止めろよ...と思わないでもないんですが、このメチャクチャっぷりが笑いを誘います。決して笑うようなシーンじゃないんだけど。
デビュー作で2ヶ月連続刊行! と銘打つぐらいだから、2巻で完結なのかと思ってたら、普通にまだまだ続く様子。次の巻はどんな事になることやら、楽しみです。...楽しみ方を間違えている気もするけど。