円環少女 7

円環少女』の新刊。
ザ・スニ掲載分と書下ろしを合わせた短編集なんですが...内容的には変態魔術師大集合!! な感じ。メイゼルを筆頭として、ドイツもコイツも変態ばかりです。所々真面目な短編もあったけど、基本的にはおバカな話。匂いで魔法使う奴には大爆笑でした。この発想、流石です。しりとりも面白かったけど、匂いのインパクトには勝てんわ。
メイゼルのSっぷりにも磨きがかかってきました。立派に変態魔術師の仲間入りをしていると思うのは自分だけでしょうか。寒川さんには、ただただ同情するばかり。強く生きろよー。
一応本編の続きでもあるので、そこそこ話にも進展が見られたのも良い感じ。前巻が前巻なだけに、仁とメイゼルがどうなる事かと思ってましたが...落ち着くべき所に落ち着きましたね。ちょっと一安心です。メイゼルときずなの自己主張...と言うか、仁を巡るやりとりが増えたのもグッド。今後の展開を想像すると束の間の幸せっぽい感じがヒシヒシとしますが、こう言う時間を過ごした過去が無いと、辛い事態は乗り越えられない気がします。メイゼルときずな、どっちにも幸せになって欲しい所。
と言う訳で、いつも通り楽しめた1冊でした。次の巻では神聖騎士団と正面衝突? 凄そうだ...。