全ての歌を夢見る子供たち

第1部完結。
倒れて目を覚まさないクルーエルと、それを見守り続けるネイト。クルーエルはクルーエルで心の中で戦ってたけど、その戦いに力を与えたのは、やはりネイト君の存在でしょう。
この2人の信頼関係は、純粋なだけにとても綺麗なんですが...それ以上に凄く微笑ましいです。年齢も年齢なだけに、とてもたどたどしいけど、その分真っ直ぐな気持ちの有り様が良い感じ。もうちょっと意外性のある方法で起こしてたら、もっと良かったかも。今回のような、王道な展開も好きだけど。

後、ラストの詠も素晴らしかった。この作品の名詠式が気に入っている自分にとって、あの展開はツボでした。その一方で、大事な所は第2部に持ち越し。もう少し謎が明かされるかと思ってたけど...確かに区切りは良いですね。
この後どう続くのか、今から楽しみです。