ぜふぁがるど

柴村仁の新刊。3シリーズ目です。
異世界からやってきた変なイキモノのせいで、変身ヒーローになってしまった主人公のお話。クラスメイトの女の子がその世界の姫で、姫を護るために戦います。
ヒロイン自身は自分が姫で護られていると言う認識が無いし、主人公は掛け声が要る変身を猛烈に恥ずかしがっているので、誰にも正体を明かせない。ぎこちないすれ違いが続く感じ。
普通な1冊でした。突然変身ヒーローになってしまった主人公があんまりやる気無いのは良いんですが...全体的にノンビリしてる雰囲気も合わさって、緊迫感に欠けたような気がします。まーそこまでシリアスな話じゃないから、このくらいのノリでちょうど良いのかも知れませんが。
ただ、もう少し主人公とヒロインの関係が進むと面白いかも。今の所、恋愛と言うよりも家族に近い感じだからなぁ...と、ラブコメ好きとしては思ったり。
こんな感じの1冊でした。しかし、なんで新シリーズなんでしょ? せっかくアニメ化決まってるんだし、てっきり『我が家のお稲荷さま。』の続きがでるもんだと思ってたのに。