藤堂家はカミガカリ

今月の新人さんその1。第14回電撃小説大賞・銀賞受賞作です。
地球とよく似た世界から来た主人公達が、とある日本人の護衛をする...と言う展開。護衛対象の双子の姉弟の家に居候しつつ話が進みます。
家族モノの要素を含みつつ、最終的には超能力バトル。敵味方、全部神話をモチーフにしているあたりは個人的にポイント高いんですが...どうにも微妙な感じ。
シリアスなシーンでも平気でコメディが混ざってくるもんだから、とても読みにくかったです。どっちのテンションで読めば良いの? みたいな。シリアスとコメディの両方を書くのは良いけど、混ぜ方はもう少し何とかして欲しかったなー。ラストの展開は良かったので、余計に残念。
しかし、なんで表紙が主人公でもヒロインでもなく、敵役のレッテなんでしょう。あとがきでキャラ自身が突っ込んでますが...謎だ。そんなにランドセルが良かったのか?