レンタルマギカ 魔法使いの記憶

ロンドン編の2冊目。短編集です。
全部で4編収録されていますが、個人的には魔術決闘の話が1番お気に入り。いつきが覚悟を決めて臨む展開はもとより、アディリシアの過去もちょっと覗けるあたりが素晴らしいです。彼女がどれ程の覚悟を持って魔神たちと契約しているか、この辺の話はこれまでにも何度か出てきてますが...毎度毎度、その高潔さに心打たれます。ケルト魔術を復活させた穂波も半端じゃないけど...アディリシアの方が好きなのはなんでだろ?
また、最後の書き下ろし短編にはビックリ。猫屋敷が<アストラル>に入るきっかけとなったお話なんですが、そこに何故影崎が? 全く予想していなかったので、すげー驚きました。この後、いったい何がどうなって、今の状況になったことやら。まだ謎は残ってるなー。