狂乱家族日記 番外そのに

番外編の新刊。千花が主役の短編が4本。このシリーズの中では好きなキャラの1人なので、この番外編は嬉しい限り。
学校での出来事や過去の話など、普段は読めない話が沢山あって良い感じ。本編では微妙に影が薄いけど、この巻では大活躍な千花が素敵です。生まれと育ちの事を思うと、今の千花があるのは殆ど奇跡に近いと思うんですが、そんなキャラが乱崎家で一番普通の子になるとはなぁ。
1番良かったのは銀一と会ったときの話。冒頭で友達に電話するシーンが、何故かツボに入りました。新しく友達になったマリマリとの会話が凄く好き。悪魔やら宇宙人やら、とにかくなんでもアリのこのシリーズ。そんなシリーズだからこそ、派手は無いけど何気ない日常のシーンが心に残ったんだと思います。
と言うわけで、普通に楽しく読めた1冊でした。次にも期待。