クジラのソラ 04

シリーズ最終巻。
凄い幕切れだった前巻から引き続き、冒頭でドン底に叩き落される主人公達。聖一やアリス、冬湖といった人類を代表する天才達が悩んだり絶望したりしている中、しかしただ1人、皆の幸せを願って必死に頑張る雫がもー熱い熱い。
人類の危機を救った最大の功労者は、ゼイでも聖一でもアリスでも無くて、雫なんじゃないかなぁと思います。友達を思う一途さに、皆惹かれたんだろうなー。並み居る天才達の中、一般人として遅れまいと前へ前へと進む姿は、すげー格好良かったし。つか、周りが凄すぎるからそうは見えないだけで、雫も充分普通じゃないですね。
と言う訳で、とても満足したシリーズでした。1巻を読んだ時には、こんな方向に話が進むとは欠片も思ってなかった。次の作品にも期待。