銀槌のアレキサンドラ

上野遊の新刊。異世界からやって来た魔法使いの少女に命を助けられ、そのまま魔獣退治を手伝う事に...と言うお話。
うーん、普通。良くあるオチモノ系な展開で始まり、その後は異能バトル。ヒロインの武器がハンマーで、某ゴスロリチビッ子を思い浮かべたのは秘密です。
世界観の説明が多くて、結構導入的な内容だったですが、それより気になったのはキャラの立ち方? と言うか性格と言うか。キャラがみんな良い子過ぎな印象が。登場人物がみんな痛々しいよりはマシだけど。前作の『彼女は帰星少女』もそうでしたが、基本的にこの作者の作品って、悪い人出てこないよね。それが悪い訳じゃないけど、やっぱりちょっと物足りない感じがするのは自分だけでしょうか。今後の展開で変わってくれると嬉しいけど。シリーズ化するみたいなんで、一応続きに期待。