吉永さん家のガーゴイル 13

ガーゴイル』新刊。
ミズチからの刺客として、偵察専門の妖精が吉永家に侵入。しかし本当に偵察しかせず、自分の生まれやミヅチの事も何も知らない。さらに外見が双葉そっくり...と言う事で、あっという間に吉永家の一員として迎え入れられる事になったピクシー。この新たな家人を巡るお話でした。
今回は家族がメインのお話。自分の居場所に不安を覚えるピクシーを優しく迎える吉永家。そんな新しい家族が悪さをすれば、やってくるのはママさんの鉄拳制裁。ついでに、これまでどこか他人行儀だったガーゴイルにもガツンとキツイのが一発。
家族だからこそ叱ると言う、この一家のスタイルが凄く良いです。当たり前だけどなかなか出来ない事を、キッチリと書いてくれる所が素晴らしい。新キャラのピクシーだけじゃなく、ガーゴイルもこれでようやく誰が家族なのか分かった事でしょう。
話が大詰めになってきて、敵の攻勢が増してきそうな展開ですが、この巻で色々と悟ったガーゴイルと吉永家、さらにメチャクチャ暖かい御色町の面々なら、何が来ても大丈夫な気がします。続きが楽しみ。