魔女の生徒会長

日日日の新刊。
問題児ばかり集まる高校・世紀末学園が舞台。帽子とマントと言う魔女スタイルの生徒会長が、問答無用の強さで学園の風紀を守るお話...で良いのかなぁ。そこそこ面白かったです。
主人公は魔女のヒロインの幼馴染だけど、諸事情によりヒロインとは会話できない...どころか、そもそも存在が認識されないと言う、かなり不遇の位置付け。他の登場人物のアクの強さも、相変らず日日日らしくて強烈でした。
しかし、ヒロインの強さの源は間違いなく主人公にある訳で。この辺の事情を考えると、なんか切なくなってきます。主人公も主人公でヒロインの傍を離れないし。どうやってもすれ違い続けるしかない設定の中、こうもお互いの事を想っている話を読むのは辛いです。なんか物悲しくなってくる。
幸せな結末が迎えられれば良いけど、プロローグを読む限りでは厳しそうだなー。続きがちょっと怖い。