ウィザーズ・ブレイン 6<下>

ウィズブレ新刊。ようやく下巻発売。
上巻、中巻と続いてきた、ニューデリーでのお話に決着がつくんですが...凄い凄い凄い!! 何この熱い展開。
アニルと真昼の壮絶な先の読みあい、クレアの決断...etc。どこをとっても先が気になる展開のオンパレード。序盤の会議から始まり、終盤まですんげー面白かったです。
覚悟を決めた人間達の姿って、どうしてこうも格好良いのでしょうか。特にアニルの演説には、読んでいて圧倒され続けました。己の病すら武器にし、目的のために文字通り道を切り開いていく。なんつーか、凄いと言う言葉しか浮かんできません。
また、前巻から真昼の雰囲気に微妙な危うさを感じていて気になっていたんですが、その不安なこの巻でも解消されず。賢人会議...と言うか真昼の目的が少し明らかになって、多少は安心したけど...やっぱりまだまだ不安。月夜と袂を分かってしまった事が、そんな雰囲気に拍車をかけている気がします。
次の巻から、本格的にストーリーが進むようで。ここまででシッカリと固まった地盤の上で、どんな話を読ませてくれるのか、非常に期待。